船で急病人などが発生した場合に、ヘリコプターで現場に行き応急処置を行いながら病院に運ぶ『洋上救急』の訓練が6月19日に行われました。

第9管区海上保安本部の新潟航空基地で行われた訓練。
基地に所属する機動救難士と新潟市民病院の医師や看護師、『日本水難救済会』というボランティア団体のメンバーら約30人が参加しました。

海上の船の中で心肺停止状態となった人がいるという想定で、まずは病人をヘリコプターへ。
狭い機内で医師や看護師、機動救難士の5人が連携して応急処置を行い、病院に搬送するまでの流れを確認しました。

医師らを機内に乗せ救急医療を行っているのは、世界でも日本だけだということです。

【新潟市民病院 渡邉 菜月 医師】
「実際に洋上救急がかかる症例というのは、それなりに重傷だったりとか、私たちの介入が急がれる症例が多いと思うので、普段から想定して積み重ねていくのが非常に大事なのではないか」

【第九管区海上保安本部 手島 大 救難課長】
「狭い空間の中で医療行為を行っていくことの難しさを体感してもらって、現場の対応能力を向上させるということを目的としている」

9管管内ではこれまで洋上救急事案が23件あったということです。