これからの時季、注意が必要な「熱中症」。熱中症を防ぐための体を作る消防の訓練、「暑熱順化訓練」を新潟市の消防署で取材しました。
新潟市 北消防署で行われた「暑熱順化訓練」。

「暑熱順化」とは、体を暑さに慣らしておき、熱中症になりにくい体をつくることです。

私も訓練に参加させてもらいました。防火服は5キロ、空気呼吸器は10キロ、体の負担はかなりのものです。まずはランニングから。

走った距離は500メートルほどでしたが、かなりの重量があるため、体が思うように動きません。

【記者リポート】「装備が重いんで、全く腿が上がらない」

休む暇なく次は「階段上り」です。

新潟市 消防局によりますと、過去5年間で火災が最も多かった月は8月で、暑い夏の消火活動にも対応できるよう、この暑熱順化が重要なのです。

訓練が終わった隊員が体を冷やしているのは、「クールバス」。

隊員の体温を一時的に下げ、再び活動できるようにするための簡易的な水槽で、去年6月から新潟市消防局が導入しています。
【新潟市 北消防署 石崎浩平 消防士長】「炎天下の中の火災現場で活動するとなると、非常に長い時間活動しなければいけないので、この暑熱順化訓練をして暑さに慣れておくことが生かされる」

新潟市では去年1年間で熱中症での救急搬送が445件あり、今年もすでに17件発生しています。

【新潟市 北消防署 澤田正徳 消防司令補】「こまめな水分・塩分補給、エアコンの適切な使用、気温が高い時は無理をせず、外出しないで家で過ごすことが重要になる」

なお、この訓練は消防士のためのもので、私たちは極端な暑さを避けてウォーキングなどで体を動かすことで、熱中症になりにくい体をつくれるということです。











