燃料や肥料などの費用が高騰する中でコメの生産現場は大きな打撃を受けており、JA新潟中央会は園芸作物などへの作付け転換をさらに進めるとしました。

5日午前に新潟市で開かれた年頭会見の中でJA新潟中央会の伊藤能徳会長は、令和4年産のコメの価格について「燃料費などの高騰に追いついていない」としました。


そのため、飼料用米や枝豆などの園芸作物への作付け転換をさらに推進すると強調。これまでも転作は進んでいましたが、「資材の高騰を賄うほどではない」ということです。


【JA新潟中央会 伊藤能徳会長】
「需要に応じたコメの生産が必要。適正価格の形成に向けて今後も取り組む」


このほか、経営基盤強化のため進めている新潟県内JAの合併については、協議が順調にいけば、現在19あるJAが半分以下になる見込みだとしています。