新潟県長岡市に住む70代男性が、山口県警の警察官や検事を騙る男らに、合わせて4860万円をだまし取られる特殊詐欺被害に遭っていたことが分かりました。

警察によりますと、今年3月9日、男性の自宅の固定電話に電話会社を名乗るガイダンスの電話がありました。そして「あなたの郵便物を調べたところ、詐欺に使われている口座がありました。このままダイヤル1を押してください」と案内があったということです。

男性が案内に従うと、山口県警の警察官を名乗る男に電話がつながり、「あなた名義の口座に特殊詐欺の被害金が振り込まれています。このままだと、あなたは捕まって20日間こう留されます」などと言われたということです。

その後、男性は相手の指示でSNSのアプリを入れ、ビデオ通話を始めると、警察官のような制服姿の男から「今後、検事が事件を担当するので代わります」と言われ、映像がオフになり、検事を名乗る男とやり取りが始まったということです。

男性は検事を名乗る男の指示に従い、数日間の間に複数回に分けて合計4860万円を紙袋に入れた状態で自宅付近の道路脇に置き、だまし取られたということです。

警察は特殊詐欺事件として捜査するとともに、以下の点に注意するよう呼び掛けています。

・警察や検察は、メッセージアプリで連絡することはなく、アプリ上で警察手帳や逮捕状等の令状を見せることもありません
・警察や検察は、逮捕を免れることを理由に口座の金の引き出しや、金銭の振り込みを指示することはありません
・警察官を名乗る者から、電話やメッセージアプリで「捜査対象になっているという話」「お金の話」が出たら詐欺を疑い、最寄りの警察署に相談してください