「鳥の目」で俯瞰する“サッカーの本質”

2月に始まった明治安田Jリーグ百年構想リーグ。
思うように結果が出ない時期が続く現状を、平岡はどう見ているのか。彼は「監督の中に揺るぎないコンセプトがある」とした上で、現在の苦境の要因を「目的と手段」という言葉で分析する。

「サッカーの本質である、ボールを奪う、ゴールを奪う、ゴールを守る。そこを明確にした中で、勝つために、サポーターに喜んでもらうために、色々なスタイルや手段があると考えています」

課題は、戦術を遂行すること(手段)が目的化してしまい、本来の「ゴールを奪う、勝つ」という目的との間にズレが生じる瞬間があることだ。

「今の選手たちは本当に真面目。だからこそ、想定外のことが起きた時に臨機応変に対応する力が求められる」

型にハマるのではなく、勝つためにピッチで起きている事象を「鳥の目」で俯瞰し、判断を変えていく。その「逞しさ」の獲得こそが、今チームに最も必要な処方箋なのだ。