新潟県柏崎市に住む60代女性から、女性の息子になりすますなどして現金200万円をだまし取ったとして、18歳の男が逮捕されました。男は現金を受け取る受け子だったとみられるということです。

詐欺と組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕されたのは、栃木県鹿沼市に住む無職の男(18)です。
警察によりますと、男は何者かと共謀し、今年6月24日から7月2日までの間、共犯者が柏崎市内に住む60代女性に、女性の息子になりすますなどして電話をかけたということです。そして、「仮想通貨取引で未払いの税金があり、支払うために現金を至急必要としている」と嘘を言い、横浜市神奈川区のアパートに現金200万円が入った荷物を送らせて、男が受け取りだまし取った疑いが持たれています。
アパートの住人は架空の人物とみられ、男はこの人物になりすまして受け取ったということです。
また同じ日には、共犯者が女性に対して「女性の息子が税金を支払うための手続き費用が必要だ」などとして、女性に電子マネー2万円分を購入させ、だまし取った疑いも持たれています。
警察は、男の認否について「共犯事件のためコメントできない」としていて、今後、組織の実態解明などを進める方針です。