新潟県上越市で解体工事などに携わっていた『エイテックス』が、16日に新潟地方裁判所高田支部から破産の手続き開始決定を受けていたことが分かりました。
民間の信用調査会社・帝国データバンクによりますと、負債金額はおよそ1億円とみられています。

2010年に創業した『エイテックス』は、上越市国府を足掛かりに、とび工事・土工工事・コンクリート工事を請け負い、2019年8月期には約1億8200万円の売上高を計上しています。

創業以来、上越エリアを中心に、建物の解体工事や土工工事などを手がけていましたが、新型コロナウイルス禍の拡大による影響で、工事案件の中止や延期などが相次ぎ受注が減少。2022年8月期の売上高が約8800万円にまで落ち込んだほか、債務超過な財務内容にも陥るなど資金面でも厳しく、その後の受注回復もないまま、資金繰りも限界に達したものとみられています。