新潟市のシンボルとして親しまれている「萬代橋」で24日、新たな落書きが見つかりました。また、その下流の柳都大橋でも落書きが見つかりました。「萬代橋」で落書きが見つかるのは21日に続き2度目です。

新潟市内を流れる日本一の大河・信濃川に架かる長さ306.9mの『萬代橋』は、国の重要文化財で新潟のシンボルとして親しまれ、歴史的にも文化的にも貴重な構造物だとされています。

萬代橋を管理する新潟国道事務所によりますと、24日午後に市民からの連絡をうけ、東詰下流側の欄干の手すり上面部分に、縦横約12cm四方にわたって、ペン状のもので落書きされた白い文様が新たに見つかったということです。

24日に見つかった 萬代橋の落書き

「萬代橋」では21日にも、通りかかった人から「萬代橋に落書きがある」などという連絡がありました。21日の落書きは、下流側の欄干に油性ペンのようなものでアルファベットのようなものが書かれ、右岸の橋詰め広場の壁面には赤いスプレーのようなもので落書きがされています。

21日に確認された落書き
21日に確認された落書き

国道事務所では21日に萬代橋を点検した際、他に落書きはなかったことを確認していて、今回の落書きは21日以降に書かれたものとみています。

また、24日は午前中にも新潟国道事務所に「柳都大橋にも落書きがある」という情報があり調べたところ、萬代橋の下流側に架かる柳都大橋の東詰上流側の柱の一面の縦1.5m×横1.6mの範囲で、黒いスプレーのようなもので文様が落書きされているのを確認したということです。

24日に見つかった 柳都大橋の落書き

新潟国道事務所は警察に被害届を提出するとともに、「決して許されるものではない」とコメントしています。

(写真は 国土交通省北陸地方整備局新潟国道事務所 提供)