バスの中に置き去りにされたら…


新潟市の保育園で、園児たちが自分でクラクションを鳴らす訓練が行われました。

【先生】「声じゃ届かなくても、ここを鳴らすとバスの大きい音が鳴るから。助けて!という合図だからね」


新潟市西蒲区の岩室保育園で行われた訓練。
万が一バスに取り残された場合に自力で助けを求められるよう、園児たち65人がクラクションの鳴らし方を学びました。


9月に静岡県の認定こども園で起きた、3歳の女の子がバスに置き去りにされて死亡してしまった事件を受けて、新潟県内でスクールバスを運行する会社が企画したこの訓練。


【園児たち】
「ビー!っていう音がした」
「大きい音を出して先生を呼びたい」


【岩室保育園 瀬戸川敬子園長】「本当に困ったときは、助けが来るまで何回も押してもいいんだよということも伝えた。折々に触れて経験をして、子どもたちにできる方法として身についていくかなと」


政府は、全ての幼稚園や保育所などの送迎バスを対象に、来年4月から安全装置を設置することを義務付けます。これに違反した場合は業務停止命令など罰則の対象になるということです。