電子レンジの誤った使い方が原因で火災が発生することがあります。電子レンジで食材を温め過ぎてしまうとどうなるのでしょうか…。新潟県 新発田市の消防本部が危険な『温め過ぎ』の実験を行いました。

まずは中華まんです。

適正な温め方は600ワットで1分ほど。これを700ワットで温め続けると…2分10秒ほどで白い煙が出始めました。

そして…
【記者リポート】「9分経ちました。いま、中で出火しました。火が出ました」

過熱しすぎるとこのように火が出る恐れがあります。
続いてはおにぎりです。これも700ワットで温めます。

【記者リポート】「4分が経過しました。電子レンジを白い煙が覆っています。焦げ臭い匂いもしてきています」
およそ6分でこのようにおにぎりは真っ黒に…。

一度冷めたカップラーメンをレンジで温めます。およそ12分たつと容器はこのように変形してしまいました。

消防によりますと、新発田市と胎内市、聖籠町では2017年以降、電子レンジから火が出て消防が出動したケースが4件あり、そのうち2件は今年に入ってからでした。

【新発田消防署 水野俊一 予防調査係長】「誤った使い方をすると、火が出る危険性があります。この機会に安全な使い方を話し合っていただいて毎日安全に使っていただければ」

電子レンジから火が出た場合は、慌ててふたを開けずコンセントを抜くのがよいということですが、

それでも火が消えない場合は消火器を使ったり消防に通報したりしてほしいということです。