県外で活躍する青森県民を紹介するターニングポイント。人生の転機となったそのとき、どのような思いや決意があったのでしょうか。今回のストーリーは、十和田市出身のドラマー 中野渡拓実。
現在、ジャズやヒップホップなど多くのジャンルのドラマーとして、イベントやライブで活躍している。
美術館や図書館へ行くのが好きな子ども
中野渡は親の影響で、子どもの頃から美術館や図書館へ行くのが好きな子で夢は書道の先生だった。

中野渡
「県内も県外も含めていろんな美術館だったり建物だったり、施設に旅行に行きました。そこで良し悪し含めていろいろなものを楽しむっていうことがあったんですけど、純粋に場所そのものの好みとか、外に行って様々なものに興味を持って取り組むとか、そういった部分の影響はだいぶ自分の中にあるんじゃないかなって感じています」
ドラムとの出会いはたまたまだった?
音楽に興味を持ち始めたのは中学生の頃。友達からバンドをやらないかと誘われたのがきっかけだった。
中野渡
「最初は友達からバンドをやってみないかと誘われて、その時余ったパートがたまたまドラムだったんですけど、自分は友達と何か一緒に何かできればそれだけで楽しいだろうなって。この時から、一緒に演奏するというか一緒にものを作っていく、何かを生み出していくみたいなところにちょっと楽しさはありましたね」

高校でもバンドを続けていたが、ドラマーを将来の夢として考えてはいなかった。しかし上京して大学に入った頃、今までやっていなかった新しいジャンルに出会い、ドラマーとしての意識が生まれる。