北上する台風7号、今後の進路や青森県への影響などについて気象予報士吉田さんに解説してもらいます。

(吉田篤気象予報士)
はい、台風7号の特徴ですけどもまず強い勢力を保ったまま日本列島に接近上陸、そして速度がゆっくりなんですね。
そしてコンパクトですから急に中心付近が近づいてきて終わるという特徴があります。

その後、日本海を北上してくるということで、青森県に近づくかどうか非常に心配な状況になっていますけども。予想進路図を見ていきますと暴風域を伴ったまま、近畿東海あたりに接近上陸、その後日本海を北上してくるという状況です。
ひところよりもだいぶ海上を中心に日本海を北上していくという状況になってきました。

風と雨の予想を見ていきますと台風の中心がここにありますけども、このように北へ北上してきまして、明け方朝には紀伊半島辺りに上陸すると思われます。その後ですけども、日本列島を縦断していくという状況になりまして、日本海を北上してくると、今のところこれ予報円の真ん中を通った場合を想定しているんですけども、今のところ陸上からだいぶ離れた、大体ですね四、五百キロ離れたところに中心付近がありまして、本体の雨雲が大きくかかるということは今のところないという状況です。

その後さらに動かしますと、北の方へ遠ざかるという状況になりまして、今この時間帯16日の午後あたり一番青森県に、最接近するという状況になっています。その後、木曜日に北海道の方に遠ざかるという状況になっています。

もう一度青森県あたりに近づいてくる状況を見ていきましょう。
水曜日16日の正午あたりで、男鹿半島の大体500キロあたり中心付近があるという状況です。

その後動かしていきますと、北へ進んでいくという状況になっていまして、だいぶ中心付近から離れてる、外側の雨雲が夜になってきますと、西海岸方面とかにかかってきますけども、本体の雨雲が大きくかからないという状況になっています。
今のところ青森県の影響を見ていきますと水曜日の午後から木曜日にかけて影響を受ける可能性があります。

海上中心に強まる風、高い波、今は注意報クラスとみています。とは言いましても、最新の情報をしっかり確認して、一応台風の備えをなさってください。以上です。