2022年度は高校再編に伴い青森県内の6つの高校が閉校することになります。このうち4つの学校では1日、最後の卒業式が行われ、門出を迎えた生徒たちは母校の閉校を惜しみながら式に臨みました。

1952年に開校した五所川原市の県立金木高校。今年度で70年の歴史に幕を閉じることになり1日最後の卒業式を迎えました。卒業生は17人。


仲間を代表して挨拶したのは聴覚に障がいがある新岡大輝(にいおか・だいき)さんです。

※県立金木高校卒業生代表 新岡大輝さん
「金木高等学校が学び舎であることを誇りに思いこれからの人生を歩んでいきます。金木高等学校に入学してすばらしい日々を送ることができた。ありがとう金木高校」

かつては重量挙げや女子スキーで全国優勝を飾るなどスポーツ強豪校でもあった金木高校。近年も地元が誇る郷土芸能を学ぶ「三味線部」が活躍したほか、金木出身の文豪・太宰治の作品をカルタを通して学ぶなど地域に根差した活動を続けてきました。こうして多くの思い出を育んできた学び舎ともきょうでお別れです。



※金木高校の卒業生は
「今まで育てくれたお父さんお母さんそしておじいちゃんやおばあちゃんにも感謝の気持ちがあって感極まってしまった」

金木高校は、70年間で8665人の生徒を送りだしその役目を終えることになります。



