青森県内は先週から荒れた天気となっていて、津軽を中心に厳しい寒さや積雪の増加が続いています。3日は一旦、冬型の気圧配置が緩むものの気温は低い見込みで、交通障害などに注意が必要です。

午後2時頃の五所川原市では強い風に雪が舞って視界をさえぎるホワイトアウトが発生しました。上空の強い寒気と冬型の気圧配置の影響で、青森県内は厳しい寒さが続いています。青森市では2日までの9日間のうち、8日間が「真冬日」となりました。また、雪も降り続き、2日午後6時現在の積雪は平川市碇ヶ関で91センチ、弘前で88センチなどとなっていて、特に青森では1日までの累積降雪量が平年の117%に達しました。こうした中、1日夜は各地で台風並みの風が吹き、深浦で27.6メートル、黒石で27.1メートルの最大瞬間風速を観測しました。この厳しい冬に青森市民からは嘆き節が聞かれます。

※青森市民は
「もうそろそろ天気が良くなって、雪が消えてくれないと。うちは自転車店なので早く雪が解けないと商売にならない」

「朝2時に除雪車が来るので(除雪で出た雪を)海に1回捨てます。3時頃にもう1回、除雪車が通るので1日2回、捨ててます。あれが一番苦しい」

気象台によりますと、3日は冬型の気圧配置が緩みますが、気温はあがらず引き続き交通障害などに注意が必要です。