収穫の秋を迎えた青森県内。
コメ農家に払われる前渡し金が、2025年より大幅に引き下げられることが15日に決まりましたが、出来秋の喜びを迎えるはずだった生産現場からは生産コストの上昇に直面し「農業ができる値段ではない」と落胆の声があがっています。
藤崎町と板柳町にある約75ヘクタールの田んぼで「まっしぐら」と「はれわたり」それに「青天の霹靂」の生産と集荷を手がけている、藤崎町の農業法人「エフ・ベース」。
実りの秋を迎え、16日から稲刈りをはじめ、収穫作業に汗を流しています。
例年なら出来秋を喜ぶはずですが、今、頭を悩ませているのが15日に発表された農家への前渡し金です。
県米穀集荷協同組合が示した額は「まっしぐら」「はれわたり」、いずれも2025年の半分以下の1万円で大幅に引き下げられました。
エフ・ベース 福士広基 代表
「もうショックだよね。基本的にショック。(燃料・肥料・農機具・資材)全部の価格が上がっているから、とてもじゃないが1万円の値段では全然できない」
2025年のコメ不足の高騰から一転して、2026年の“コメ余り”と値下がり。
翻弄される生産現場からは、国の対応を求める声も…。
エフ・ベース 福士広基 代表
「うちらは春から秋まで生産するのに、こんな値段になるとは思って生産していない。国がちゃんと責任をもって備蓄米は回収してもらわなければと思っている」
続く物価高で増える生産コストは経営を直撃し、今後、離農が進みかねないと危惧しています。そして“コメ余り”の今、消費者に少しでもコメを多く食べてほしいと呼びかけています。
エフ・ベース 福士広基 代表
「来年もこの値段であれば、もう全然…。農家としてはやめる人が多くなると思う。とにかくご飯がおいしいなと思ったら茶碗1杯にもう半分お替りでもいいから、いっぱい食べてもらえれば」
安心してコメの生産を続けられる環境作りを。
生産現場からは悲鳴とも言える声があがっていて、国の早急な対応が求められます。
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