2025年の高騰から一転、過去10年で最大の下げ幅となりました。
JA全農あおもりは、コメを出荷した生産者に仮払いする概算金の目安額を「はれわたり」と「まっしぐら」は1万3800円で前の年の半分ほどにしました。
JA全農あおもりは14日、臨時の運営委員会を開き、2026年に収穫されるコメの概算金の目安額を決めました。
それによりますと、「はれわたり」と「まっしぐら」の一等米60キロはいずれも1万3800円で、前の年から1万2200円低くなりました。下げ幅は、過去10年で最大です。
2銘柄の概算金の推移を見ていきます。
2024年、2025年と高騰して過去最高の2万6000円にまで上っていたため、今年産はこれに次いで3番目に高くなりました。
また、「青天の霹靂」は生産者の手取り額が1万7000円程度となる見込みで、2025年より1万3000円低くなりました。
全農あおもりは額が下がった最大の要因に、まだ市場に去年産の在庫があり、販売環境が不透明なことをあげています。
JA全農あおもり 笹森俊充 本部長
「いままでにない在庫量、今年産の生産量等々を勘案したなかで設定させていただきました」
一方で、農家からは、概算金は2万円程度が必要との声が上がっています。
農業法人 山金 山道金太郎 代表
「生産では、最低でも1俵(=60キロ)2万円程度の価格が設定されれば、これからの農業が発展すると思います。需要と供給のバランスが本当に崩れて、国に対して、もう少しいい方向に何とか方針を定めていただければ」
コメの販売価格は、全国で下がっています。
農林水産省によりますと、全国のスーパーで販売されたコメの平均価格は、9月6日までの1週間で5キロあたり3003円と4週連続値下がりしています。
最高値をつけた年末年始と比べて、1400円以上安い水準となりました。
全農あおもりは、農家の生産意欲を落とさないよう販売に力を入れ、販売環境の状況を注視しながら追加払いが可能かどうか年内に検討したいとしています。
JA全農あおもり 笹森俊充 本部長
「生産コスト指標が2万535円で国が発表しています。それに届かないのは、大変申し訳なく思っていますので、それに(指標に)近づけた販売を考えています」
日本主食である「コメ」を巡る環境は激しく揺れ動いています。
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