青森県内では2日未明、「線状降水帯」が発生しました。
鰺ヶ沢町の24時間降水量は観測史上最大の225ミリで、町の中心部が一時、冠水しました。水が引くと大きな亀裂が走った道路も見つかり、深刻な被害が浮き彫りになってきています。
住宅街の道路が冠水して、降り注いだ雨が川のように流れています。
青森県では線状降水帯が発生して、鰺ヶ沢町では観測史上最大の225ミリの24時間降水量を観測しました。
鰺ヶ沢町に加え、隣接する弘前市と深浦町周辺では「記録的短時間大雨」が発表され、1時間に約90ミリの猛烈な雨が降ったと見られます。
須崎蓮 記者
「鰺ヶ沢町の中心部です。交差点付近が膝上の高さまで冠水し、水没した車もあります」
道路の冠水は、鰺ヶ沢駅前などで広く発生し、住宅も浸水しています。
県のまとめでは、2日午後3時の時点で床上もしくは床下浸水したのは鰺ヶ沢町で16棟、県全体で建物などの被害は鰺ヶ沢を含めて6つの市と町で69棟にのぼります。
鰺ヶ沢町民
Q.家の中まで雨が入った?
「中には入っていない。(雨は)すごかった」
鰺ヶ沢町民
「(水位は)この辺でした。午前1時半頃ですね。それから30分ほどの間にこれくらい(肘くらいの高さ)ですね。もう異常ですね…。前(2022年)以上に集中的に降った」
鰺ヶ沢町で特に被害が深刻なのは、未明に道路を水が勢いよく流れた舞戸町西松島です。
須崎蓮 記者
「住宅街を通るこちらの道路は、沢からあふれた水で数十メートルにわたって舗装がえぐられ、地中があらわになっています」
夜が明けて、水が引くとあらわになったのは地盤が削られた道路です。
浮き彫りになった豪雨の脅威。
住民の生活にも大きな影響を及ぼします。
鰺ヶ沢町舞戸町西松島の住民
「午前2時半頃に急に雨が降って、それで水があふれた」
Q.4年前と比べて…?
「被害は大きい。あそこ見てみな。そこの道路。あんなのなかった…」
こうしたなか、2日は午後、宮下宗一郎 知事が鰺ヶ沢町に視察に訪れ、舞戸町西松島地区の大雨被害を確認しました。
齋藤帆野花 キャスター
「かなり土砂が積み上がっています。私の膝の高さくらいまででしょうか。のぼるのも一苦労です」
住民はスコップを持ち、道路に広がった土砂の片付けに追われていて、作業が終わるまでは車を自宅から出すこともできません。その現状を確かめた宮下知事は、町と連携して早急に対応にあたる考えを示しました。
青森県 宮下宗一郎 知事
「今回特徴的なのは、突然、線状降水帯が発生して、町の中でも局地的に甚大な被害が出ていること。インフラの復旧にはひと月単位でかかっていくので、技術的にも町と連携して速やかに日常を取り戻せるようにしていきたい」
調査はまだ各地で続いていて、被害の全容把握と復旧が急がれます。
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