本格的な雪のシーズンを迎え、弘南鉄道(青森県)が所有する国内最古のラッセル車の試運転が行われました。
弘南鉄道が所有するラッセル車は1929年製で現役の除雪用ラッセル車としては国内で最も古い車両です。重厚で黒い特徴的なボディーから「鉄仮面」とも呼ばれて人気を集めています。
担当者は線路の間の雪をかき分けるフランジャーや雪を線路の外に跳ね飛ばすウイングの動作確認を行ったあと、4日の試運転に合わせるように雪が降り積もった黒石駅から弘前駅の間を実際に走行。本格運転を前に積雪時期の線路周辺の状況を学んだりウイングが遮断機と接触しないように距離を確認したりしました。
※弘南鉄道 船越信哉 専務
「(車両の)整備を進め万全に作業が行える。今年も雪が多い予報と聞いているので冬期間の線路の除雪作業を確認しながら通常運行や鉄路を守ることを考えている」
ラッセル車が出動する基準は線路上の積雪が15センチ以上のときで、昨シーズンの出動回数は弘南線と大鰐線を計40回に上っています。
※ラッセル車の画像は【写真を見る】のリンクからご覧いただけます。












