日本相撲協会は1日、青森県中泊町出身の元関脇・宝富士の現役引退と、年寄「桐山」の襲名を発表しました。
日本相撲協会から引退と年寄「桐山」の襲名が発表されたのは、中泊町出身の元関脇・宝富士です。
38歳の宝富士は、9月の秋場所に東十両12枚目で臨み、5勝10敗と負け越し、来場所では関取の地位を失う可能性が高くなっていました。
宝富士は、大学卒業後に伊勢ヶ濱部屋に入門。2009年初場所で初土俵を踏むと、力強い左四つの取り口を武器に、翌年には十両に上がると、15年間に渡って関取を務め、敢闘賞を獲得した2016年には、関脇まで番付をあげました。
生涯成績は678勝720敗で、初土俵から先場所まで一度も休場することなく土俵に立ち続けました。
また、タレントのマツコ・デラックスさんに似ていると話題となった容姿から“角界のマツコ”として幅広い層に人気を集めました。