青森県内に住む50代の男性が、LINEで勧誘された架空の投資で1億円近くの詐欺被害にあいました。県内での特殊詐欺事件としては、過去2番目に高額な被害です。

警察によりますと、被害にあった県内に住む50代の男性は、2025年6月下旬にLINEの「AI株式診断」のアカウントや、運営を担当する実在の証券会社社員を名乗る人物とやり取りをするようになりました。

男性はその後、AIシステムを活用した投資をすすめられ、7月中旬~9月上旬にかけて7690万円を指定された口座に振り込みました。その後、出金をする際にサービス料名目で1800万円を振り込みました。

男性は、その後の相手の対応に不信感を抱いたことで被害に気づきましたが、被害額は総額で9490万円に上り、特殊詐欺の被害額としては県内で統計を始めた2011年以降で2番目に高額だということです。

警察は「必ず儲かる」などの投資話は詐欺の可能性があるため、一人で対応せずに家族や警察に相談するよう呼びかけています。