
今日のストーリーは人気の弁当レシピ本、お弁当の世界で話題になり、多数のテレビに出演する青森市出身の料理家・野上優佳子さん。
会社の経営者をはじめ、雑誌、テレビなどで活躍する一方、私生活では3人の子供の母親だ。
青森市で生まれた野上の幼少期は…
※野上優佳子さん
「いや本当にやんちゃっていうかお喋りだし、気が強いし、運動も体を動かすのも好きだったので、本当にしょうもない子供だったと思います」


その野上さんが子供の頃楽しみだったのは祖母が作ってくれた郷土料理。

※野上さん「次から次へとそのあんまり普段見慣れないツブ貝だったりとか、マダラを1尾とか、とにかく見慣れない食材をどんどん調理して美味しいものに変えていくっていう、あれを見てるのが本当好きでずっとおばあちゃんのそばにいて見てました。」
祖母の影響もあり中学生の頃から自分でお弁当作りを始めた。

しかし、なりたかった職業は小説家—

※野上さん「本の世界って自由じゃないですか。そのポケット一つに収まるサイズ、文庫とかもそれぐらいのちっちゃいサイズに収められるっていう、それがものすごく好きで」
大学に進学するため上京。小説家になる夢を追い出版社でアルバイト。そして教育学部を卒業し出産。
■自分の家族ができた 出産、子育て、離婚…

※野上さん「それまでやっぱりなんとなく自分で、好き勝手生きてきたみたいなとこがあったんですけど、どういうものを自分が食べてきたのかとか、いろんなものを誰が、例えば祖母だったりとかが作ってくれたものとか、そのありがたみというのを知るようになったのがやっぱり長女が生まれてからですね」


子育てをしながら主に暮らしに関する記事を書く仕事を続けた。仕事はWebライター。得意の料理に関する記事を書き始める。

※野上さん「一番多く来た仕事が実は料理系の仕事で、そこから自分でライターから今度は料理のレシピを書いてくださいって言われるようになって、それが積もり積もって、いつの間にか文章を書くよりは、その料理を作る料理レシピを書くっていうところのボリュームが圧倒的に増えていった」

離婚、料理の資格など悩みながら辿りついたのがお弁当だった。
