青森市の天然記念物で、合浦公園のシンボルとなっている松も“豪雪”で被害を受けました。樹齢が400年を超す「三誉の松」で10本程度の枝が折れているのが見つかりました。

倉島彩能 記者
「こちらが枝折れの被害があった松です。現在は切り落とされ、新しい断面が見えています。折れた枝はこのように積み上げられています」

雪による被害を受けたのは、青森市が天然記念物に指定している合浦公園の「三誉の松」です。

公園を管理している「パークメンテ青い森グループ」が、1月28日に公園を見回りしたところ、降り積もった雪の重みで10本程度の枝が折れているのを見つけたということです。

「三誉の松」は、樹齢が400年を超えていて、明治時代にはこの松を中心に合浦公園の建設が計画されました。

ただ、近年は樹勢が衰え土壌改良などが行われていました。

パークメンテ青い森グループ 千葉洋一 会長
「いままでには大雪の年に1~2本折れることはあったけれども、これほどの被害はない」

合浦公園でも、2025年は雪による被害が大きく、「三誉の松」のほか100本以上の松に枝折れが確認されているということです。

市は、「三誉の松」については、被害を確かめたうえで今後の管理方法を検討する予定です。