東京で2025年7月に営業を終了する青森県のアンテナショップについて、青森県の宮下宗一郎知事は、交流会や物産展などができるスペースを兼ね備えた後継施設を再来年度、2027年度にオープンさせることを目指す考えを示しました。

宮下知事は、1日に開いた定例会見で「あおもり北彩館東京店」の後継施設について、整備の方向性を発表しました。

東京のJR飯田橋駅近くに2002年にオープンした「あおもり北彩館東京店」は、地域の都市開発事業により2025年7月末で閉店します。

これを受け、県は現在、都心部を中心に後継施設の物件を選定していて、来年度の2026年度から工事を始め、再来年度の2027年度にオープンを目指す方針です。

後継施設では物産販売や飲食の提供のほかに、交流会や物産展が行えるスペースを設けることを大きな特徴としていて、市町村などに貸し出すことも計画しています。

青森県 宮下宗一郎 知事
「積極的にPRしたい市町村は、場所を求めていますし、ホテル・イベントホールのように、高額な使用料をとることは基本的にないでしょうから。独自性が高いユニークなつくりにしたい」

宮下知事は、後継施設を魅力を発信する拠点だけではなく、市町村や県内企業・県出身者などの活動を支援する場所とする方針です。