青森県西目屋村の道の駅で4日、“雪室リンゴ”の掘り出し作業が行われました。
掘り出された「サンふじ」は、みずみずしさと甘さが引き立ち、5日から道の駅で販売されます。
「道の駅津軽白神」の雪室リンゴは、西目屋村の豪雪を逆手にとってリンゴなど村の特産品に付加価値をつけようと、道の駅を運営する「ブナの里白神公社」が15年前から行っています。
駐車場の一角につくられた雪室は、敷地内の除雪で集められた雪で高さ10m以上の雪山になっていて、慎重に雪が取り除かれました。
2025年は1月31日に、弘前市の青果仲卸会社の県産「サンふじ」1万個ほどが貯蔵されていて、公社の職員などで1時間あまりをかけて、雪室からリンゴを掘り出しました。
雪室の中は、温度が0~1度ほど湿度が90%以上に保たれているとのことで、掘り出された「サンふじ」を職員たちが、さっそく試食して味を確かめていました。
ブナの里白神公社 角田克彦 事務局長
「今年は雪が多くて、雪室のままで約1か月間保存することができた。雪室にすることで甘みが引き立つ、非常にジューシーな水分量が多いリンゴに仕上がった」
この雪室リンゴは「白神雪ん子りんご」として、5日から道の駅津軽白神などで販売されます。