2024年の1年間に青森県内で生まれた子どもの数は5410人となり、前の年から約1割減っていて、全国を上回るペースで減少しています。
厚生労働省が27日に発表した人口動態統計の速報値では、2024年の1年間に日本国内で生まれた子どもの数は、72万988人で前の年から約3万8000人減りました。
このうち、青森県で生まれたのは5410人で、前の年から592人減少し、率にして9.9%と約1割減っています。
減少幅は全国平均の5.0%と比べて倍近く減少していることから、少子化が深刻である状況が改めて浮き彫りとなりました。
一方、亡くなった人は2万570人で3年連続で2万人を超え、死亡した人から生まれた人の数を引いた自然減は1万5160人となりました。
県は、2024年10月に策定した独自の子ども子育て対策「青森モデル」の事業を継続し人口減少対策に取り組んでいきたいとしています。