2024年3月に拝殿が全焼した青森県五所川原市の神明宮が、2028年度の再建を目標に動きだしました。再建には約3億円が必要で、氏子などからの寄付のほか、クラウドファンディングが実施されることになりました。
五所川原市の神明宮は、市民になじみの深い神社として親しまれてきましたが、2024年3月に発生した火災で拝殿を焼失しました。
神明宮はボランティアの協力などを受けながら、焼け焦げた木材の中からまだ使えるものを選びだし、焼失前と同じ拝殿の再生へ動いてきました。
再建委員会は23日に会議を開き、完成目標を2028年度、必要な予算を約3億円と試算し、氏子などから寄付を募るほかクラウドファンディングで費用をまかなう方針を決めました。
神明宮 齋藤麻毅 宮司
「つくづく失ったものが大切な物だったと実感している。登るべき山の頂きは見えている。その山の頂はとても険しく高いものであるという気持ちがあったので、何年先、それ以上になるかわからないが、目指して頑張っていくだけ」
2028年度の完成に向けて、神明宮は可能なところから工事を進め、来年度に拝殿本体の工事にかかりたいとしています。












