新型コロナの水際対策が7日から緩和され1日あたりの入国者数の上限は2万人から5万人へ引き上げられました。
青森県内でも弘前市の観光施設に8日、外国人の団体ツアー客が訪れることになっていて、観光需要の回復に期待が高まっています。
政府は7日から入国制限を緩和し1日当たりの入国者数の上限を2万人から5万人へ引き上げたほか、観光目的で添乗員がいないツアーでの来日も可能となりました。
東京・羽田空港は7日から多くの外国人が訪れていますが、その効果は県内にも及ぼうとしています。
弘前市の観光施設「津軽藩ねぷた村」ではあす、ハワイからのツアー客約20人が訪れる予定です。
※津軽藩ねぷた村 檜山和大助役
「ハワイから観光客が来るということで私たちも大いに喜んでいます。徐々に青森県にもインバウンドの需要が波及し始めたと実感している」
外国人観光客の受け入れは、6月に添乗員がついたツアーに限り再開されましたが、ねぷた村では8月末まで団体ツアー客の利用はありませんでした。
そのなか、9月は、3件のツアーであわせて40人あまり訪れることが予定されています。
※津軽藩ねぷた村 檜山和大助役
「大いに期待しています。コロナはまだまだ収束していないものの感染対策は万全にとりながら、インバウンドに大いに期待して来た外国人のお客さまににも喜んでもらえるように準備を進めている」
コロナ禍となる前の2019年、青森県内の外国人の宿泊者数は、過去最高となる35万6550人を記録していて、入国制限の緩和による需要回復に期待が高まっています。