8月3日以降の大雨で住宅が水に浸かるなどの被害が確認された鰺ヶ沢町と外ヶ浜町に、国から生活再建の支援金が支給される「被災者生活再建支援法」の適用が決まりました。

25日に開かれた青森県の対策本部会議によりますと、8月3日以降の大雨では、県内21市町村の合わせて住宅762棟で損壊や浸水などの被害が確認されています。
このうち、349棟で被害が確認された鰺ヶ沢町と30棟近くで被害が確認された外ヶ浜町に、「被災者生活再建支援法」の適用が決まりました。

住宅被害の程度に応じて被災者に対して生活再建のための支援金が最大で300万円支給されます。
また、被害が確認された住宅の数が国の基準に満たない市町村には県の制度を適用し、県は、国と同様の支援を行うとしています。

※三村申吾知事
「被災地域にお住まいの皆さまや避難所等で避難を余儀なくされている方々におかれましては、不安や不便を感じながら、心身ともにお疲れのことと存じますが、応急復旧は着実に進んでおります。」「一日でも早く復興できるよう、市町村や関係機関と連携しながら全力をあげて取り組んでいきます」

また、県市長会と町村会が25日、県に復旧にかかる財政支援や被災した住宅や農地、生産者の支援などを要望しました。これに対し三村知事は、国に支援を働きかけるとともに県独自の支援についても進める考えを示しました。