JR東日本は2023年度の路線別での利用状況を発表し、青森県内で運行するほぼすべての路線で、2022年度から利用者が増加したことがわかりました。

JR東日本によりますと、青森県内で運行する在来線の2023年度の利用者数を2022年度と比較すると、五能線が122.4パーセント、奥羽本線が117.5パーセント、大湊線が116.2パーセントなどで、一部区間で運転の見合わせが続く津軽線を除いてすべての在来線で利用者数が増加しました。

一方でコロナ前の2018年度の利用者数を上回った路線はありませんでした。

また、東北新幹線は青森県内の3駅でいずれも乗車人数が増加していて、特に新青森駅では、東北新幹線の駅で増加率が最も高い138.8パーセントとなりました。

JR東日本青森支店によりますと、新型コロナの規制緩和などにより、観光客の利用が増えた一方で、テレワークといった生活様式の変化などが要因となり、コロナ禍前の利用者数までは回復していないということです。