かつて山岳信仰として行われていた「かぎかけ」をご存じでしょうか。古木に枝をかけて願をかける古くからの風習です。全国でも珍しい「かぎかけの木」が現存する田子町では今もこの風習を受け継いでいます。
こちらが「かぎかけの木」です。十和田湖に向かう道中にある古い木で、その枝には、いくつもの木がぶらさがっています。「かぎかけ」は山の神への手向けとして古木や大木に二股の枝をかけ、道中の安全や縁結びなどを祈願する民間信仰です。かつては全国でも見られましたが、今では、ほとんどが姿を消しました。
2023年9月、「かぎかけ」を「町民俗無形文化財」に指定した田子町で5月16日、歴史講座が開かれ、参加者たちが現存する「かぎかけの木」にに立ち寄りいにしえの風習を体験しました。
※参加者
「昔の方の願いごとを叶えるための儀式って神秘的だなと思いました」
「かぎをかけてから通ると何か安心するような気がします」
※田子町文化財保護審議委員木村明彦さん
「いまの現代的な社会になっても、木を代々受け継いで現代の人が続けているという風なことに私はとても感動しています。この「かぎかけ」を大事に守ってほしいなと思っています」
町には2024年2月、ボランティアで組織する「田子町かぎかけを守る会」が結成されていて、会員たちは古来からの風習の普及や伝承、「かぎかけの木」の保全に努めていくということです。












