帝国データバンクの14日の発表によりますと、青森県つがる市のほくおう(株)は、5月2日に青森地裁五所川原支部より破産手続きの開始決定を受けたということです。

ほくおう(株)は、2006年8月創業。2014年8月に法人改組された土工・コンクリート工事業者。橋梁補修工事を主力に、学校などの公共施設をはじめ、商業施設、ビルなどのコンクリート構造の建物の外壁補修、水路整備、農業用水路補修といった工事も手掛けていました。

しかし、2020年7月期以降は、連続して欠損を余儀なくされるなど、収益の苦戦は顕著で、2023年7月期決算においては、過去最高となる約2億6400万円の売上高を計上したものの、資材や外注負担の増加によって経常損益は約5500万円もの欠損となり、資金繰りは厳しい状況に陥っていたということです。

財務面も多額の債務超過となるなか、関係先からの協力も得つつ事業継続を図っていましたが、支えきれずに今回の事態となったといいます。

負債は2023年7月期の決算時点で約1億5100万円となっています。