
北杜市で天然氷の製造・販売を行う八義です。
屋外の施設に水をためて凍らせる方法で天然氷を製造していますが…


八義 高橋秀治 蔵元:
「7日から8日間くらい連続最低気温がプラスの日があった。正直初めての経験でプラスだと僕ら何もできないので一言でいうと大変厳しい」

こちらの氷は氷点下が約12時間続くと厚みが1㎝になり、例年15~16㎝の厚さの氷を作っています。

しかし今年は一部で5㎝ほど薄くなるなど、製造量は例年の7割となる約180tにとどまっているということです。

北杜市大泉の平均気温は今年1月は1.5度で、平年を1.7度上回り、観測史上2番目に高い「暖冬」が大きく影響しています。


八義 高橋秀治 蔵元:
「確実に暖かくなっているというのを聞くと僕らの商売というのも続けられるかどうかという不安もあります。県外にいくとか考えていかないとダメなんじゃないかというのは考えます」

天然氷の製造業者にとって今シーズンは「厳しい冬」となりました。