海外に主な拠点を持ち、違法な高金利で4億円の貸し付けを行っていたヤミ金融グループの男9人が、14日午前に逮捕された事が分かりました。
警察によりますと、2021年6月に複数の債務者から度重なる電話によるいわゆる”鬼電”で「強盗して返済しろ」などと執拗に督促されていると、警察に相談がありました。
警察は違法な貸し付けなどがあったとみて、関係者に話を聴くなど捜査をすすめ、去年8月に北中城村和仁屋にあった拠点の1つを、70人態勢で家宅捜索しました。

そこで押収されたノートパソコンや携帯電話を押収して調べをすすめ、警察は2月14日にヤミ金融グループの男9人の自宅などを家宅捜索し、違法な金利で貸し付けをしたとして出資法違反の疑いで逮捕したということです。
警察はこのグループが4億円の違法な貸し付けを行っていたとみています。

グループ内のつながりが流動的で、活動実態を匿名化する「犯罪集団匿名・流動型犯罪グループ」としての摘発は県内で初だということです。