能登半島地震の影響で初の倒産です。1月26日に事業を停止し、破産申請の準備に入っていた富山県射水市のショッピングセンターを運営する「新湊商業開発」が、富山地裁高岡支部から破産開始決定を受けました。負債総額は約2億9000万円に上るとみられます。

民間の調査会社東京商工リサーチによりますと、新湊商業開発は、ショッピングセンターを運営していた「ニフティ」が2003年1月に倒産した際、入居していたテナントが出資を募って設立しました。

その後「カモン新湊ショッピングセンター」として営業を再開し、運営管理を手掛けていましたが、食品スーパーを出店していた企業が撤退し、入居する企業が現れなかったため、2008年4月に、新湊商業開発が「カモン食品館」として食品スーパーの経営に乗り出しました。

しかし、新湊地区の人口減少や高齢化に加え、同業他店との競争などで経営が悪化。新型コロナの影響も受けて、2018年3月期に売上高は約6億5000万円を計上していましたが、2023年3月期は約4億9000万円にまで低下。損益面でも2023年3月期に至るまで4期連続で赤字を強いられ、仕入れ先に支払いの遅延も生じていました。

そうした中、1月1日に発生した能登半島地震で来客店の減少に拍車がかかり、資金繰りも悪化し、1月26日に事業を停止していました。

能登半島地震関連による倒産は、これが富山県内で第一号となるということです。