きょうも株価の値上がりが止まりません。日経平均株価は1000円以上値上がりし、一時3万8000円を突破。34年ぶりにバブル後の最高値を更新しました。

記者
「たったいま、終値目前で3万8000円を超えました。1100円以上の値上がりとなっています」

きょうも買いが買いを呼びました。アメリカの株高や円安などを背景に1000円以上値上がりし、1990年1月のバブル期以来、34年ぶりの高値をつけました。

1989年に記録した3万8915円という史上最高値も近づく中、個人投資家向けの税制優遇制度NISAへの注目も高まっています。

きょう都内では2月13日=「NISAの日」にちなみ、証券大手5社のトップが一堂に会しました。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券 小林真 社長
「この1月からの新NISA、さらにムードが変わったという感じ。皆さんもその機運を感じているのではないか」

今年からNISAが拡充されたことをきっかけに投資に関心を持つ人が増加。ネット証券大手のSBI証券では今年1月の新規口座開設件数が去年に比べて4倍以上、楽天証券ではおよそ2倍と急増しています。

街の人も…

30代女性
「貯金できる額も限られているので、将来の年金のことも考えると国の施策(NISA)を活用したいなと思った。これくらいプラスになっている」
20代男性
「将来的にはやりたいなと考えている。物価(高)の問題とかもありますし、自分で動いていくしかないのかな」

NISAによる個人投資家増加は株価をさらに押し上げるのか。市場では日経平均の史上最高値更新が意識され始めています。