外国から弾道ミサイルが発射されたことを想定した避難訓練が12日に石垣市で行われました。

訓練は国や県、石垣市が合同で実施したもので、外国から発射された弾道ミサイルが石垣市の上空に飛来したことを想定して行われました。

Jアラートの音声の一部が防災無線から放送されず、5分ほど避難が遅れるトラブルもありましたが、参加者は指示に従って市民会館へと避難し、椅子に座って頭を抱えるなど身を守る姿勢をとっていました。

参加者
「事前の説明があったからスムーズに行動をとれたと思うので、次どういう対処をしようかということがわかりやすかったと思う」

参加者
「きょうは距離も近かったし、夫もいたし、抱っことかもしてもらったんですけど、実際の避難だと(子どもは)多分怖がったりもするだろうし、そういう不安は残りますね」

中山義隆石垣市長
「台湾有事等を含めた話になると今度は島外避難という形になりますので、実際に人を動かす実地訓練も今後行って、住民の皆さんへ防災も含めて意識を高めていきたいと思っています」

去年、県内では北朝鮮による「軍事偵察衛星」の発射によってJアラートが3回発表されています。