運営会社を提訴 長時間利用の仕組みは…
こうした中、2023年10月にはアメリカの42の州と地域が「若者の関心を過度に引きつけ、搾取している」などとして、フェイスブック・インスタグラムなどを運営するメタ社を提訴しました。

こうしたSNSは無料で利用できますが、広告が自動的に表示されます。
より長い時間、SNSを利用するほど運営会社の利益は増えるのです。若者の投稿や何を見ているかなど、行動は細かく分析され、より刺激的な投稿が自動的に出てきます。
長い時間SNSにとどまらせることができる上、ターゲットを絞って、関心のありそうな広告が表示される仕組みです。

SNSに詳しい竹下隆一郎さんは「子どもは承認欲求を満たすため、自分の投稿への『いいね』の数が非常に気になっている。昼夜を問わず通知が来て、結果、SNSから離れられなくなってしまっている」と指摘しています。
