第52回全日本実業団ハーフマラソンが11日、山口市の維新みらいふスタジアムを発着点とする21.0975kmのコースで行われ、男子は順大出身のルーキー・四釜峻佑(23・ロジスティード)が優勝。タイムは1時間00分41秒。
最後はトラック勝負となり、今年のニューイヤー駅伝1区区間賞の太田直希(24・ヤクルト)とのデッドヒートを制した。太田は同タイムで2位。
序盤は大集団でレースは進み、最初の5kmは14分41秒、10kmは29分3秒で通過。中間地点を過ぎて集団は徐々に縦長になり、トヨタ紡織の服部大暉(24)が引っ張る展開に。15km地点で先頭は17人に減り、鎌田航生(24・ヤクルト)と土井大輔(27、黒崎播磨)らが服部についていき、四釜と太田は集団の中央付近で虎視眈々と前を見据える。
19km付近では集団が8人に絞られ、終盤は四釜、太田が前に出て鎌田がついていく。ゴールの競技場が見えてくると、四釜がスパート。競技場に入り、四釜が最後の力を振り絞るが、追ってくる太田との距離が近くなる。最後の直線で猛追する太田を何とか振り切り、1着でフィニッシュ。
四釜は順天堂大出身で実業団1年目。今年1月末の大阪ハーフマラソンでも、優勝した定方駿(26、マツダ)と同タイムの1時間01分41秒で2位と健闘。この日はその記録を1分更新する快走で優勝を果たした。

















