「チョコレート業界に革新を起こそう」と高知県香美市の菓子メーカーが開発を進めてきたカカオスイーツの販売がスタートしました。その名も「世界を変えるカカオ」です。

2年の歳月をかけて開発されたのが、「世界を変えるカカオ」生チョコレートと濃厚カカオブリュレです。


手がけたのは、香美市の菓子メーカー「スウィーツ」。

「世界を変える」という名の通り、この商品には、画期的な新技術が導入されていて、試作を重ねてきました。

一般的に、加工には8時間以上かかるというカカオ。この新技術では、およそ1分でペースト状にすることができ、カカオ本来の豊かな香りを引き出すことができるといいます。


これまでも県内の生産者とのコラボレーションで数々のヒット商品を生み出してきた春田社長は、「全く新しいスイーツが完成した」と胸を張ります。

(スウィーツ 春田聖史 社長)
「本当にチョコレートの業界を変える、それくらいのインパクトのある商品に仕上がったかなと思います。実をいうとカカオはフルーツなんですよ。なので、爽やかさがあったり酸味があったりフルーティーなフレーバーというものも、その複雑なたくさんある香りの中に織り込まれて、それまで味わっていただける、そういうスイーツになったんじゃないかなと」


この「世界を変えるカカオ」は開発段階ながら、去年、地域の宝を発掘する「にっぽんの宝物」世界大会で準グランプリを獲得しています。


(スウィーツ 春田聖史 社長)
「今回作ったスイーツはインドネシアのスラウェシ島というアジアナンバーワンの産地。でも、日本では今まで名前が知られていなかったんですけども今、僕らの活動と一緒に本当に質の高いカカオが仕上がってきてます。その香りをダイレクトにお客さんに味わってもらえるそんなスイーツになったかなと思っています」


この「世界を変えるカカオ」2月10日、11日には高知市と香美市で試食会が開かれることになっています。