8日の東京株式市場で、日経平均株価はバブル後の最高値を更新しました。その一方で、「生活維持がやっとだ」と窮状を訴える非正規雇用の人たちもいます。物価高騰が続くなか、賃上げは非正規で働く人にも広がるのでしょうか。

「非正規春闘で闘うぞー!大幅な賃上げを勝ち取るぞー!」

8日午後、経団連前に集まったのは、パートやアルバイトなど非正規雇用の人たち。賃上げを求める「非正規春闘」がきょう、始まりました。

非正規春闘実行委員会 青木耕太郎さん
「今のところ、賃上げは正社員に限られる場合が多い。一方で、非正規労働者は生活を維持するのがやっとの低賃金」

都内の飲食店でパート従業員として働く30歳の女性。「非正規雇用」です。時給は1200円で週5日、月の手取りは17万円あまり。

パートで働く女性
「貯金ができないことによって、将来への不安がある」

この女性は、勤務しておよそ10年経つにもかかわらず、時給はあまり上がらず、生活の質は下がる一方だと話します。

実際、厚労省によると、現金給与=「名目賃金」が前の年と比べて3年連続で増えているのに対し、物価の変動を反映させた「実質賃金」は2年連続で減少しています。

パートで働く女性
「世の中的に物価高騰しているわけなので、日本自体が賃上げをしていくことが大事」

「非正規春闘」の実行委員会は10%以上の賃上げなどを求めていて、今後ストライキも視野に、飲食店や小売店など38企業と交渉するとしています。