日本商工会議所の小林会頭と連合の芳野会長は今年の春闘で焦点となっている中小企業の賃上げに向け原資を確保するため、価格転嫁を実現していくことで一致しました。

日本商工会議所 小林健会頭
「中小企業の賃上げなくして、経済の好循環は生まれない。原資の確保という意味で、価格転嫁、これを何とか商習慣としていくということが重要であると」

連合 芳野友子会長
「価格転嫁が十分に進んでおらず、賃上げに向けた原資の確保が課題であるとの声も聞こえてきております」

日本商工会議所と連合のトップ懇談で、日本商工会議所の小林会頭は「良い製品や良いサービスには値がつく」として、消費者に対しても適正な価格転嫁の受け入れを呼びかけるよう連合に協力を求めました。

今年の春闘は、働き手のおよそ7割を占める中小企業で賃上げをできるかが日本全体の賃上げ実現のカギとなっています。