インテル・マイアミvsヴィッセル神戸のプレシーズンマッチが7日、国立競技場で開催され、リオネル・メッシ(36)が途中出場で30分超プレーするなど、大歓声に包まれた。
試合は前後半0-0で決着がつかず、PK戦に持ち込まれた。勝負は6人目までもつれるもメッシまで回ってこず。神戸の勝利(PK:4-3)で締めくくった。
アジアツアー中に来日したインテル・マイアミは、アメリカのメジャーリーグサッカー(MLS)に属し、18年に創設、20年からリーグに参加。元イングランド代表のデイビッド・ベッカム氏が共同オーナーを務め、23年からはアルゼンチン代表のメッシ、元スペイン代表のセルヒオ・ブスケツ(35)が加入し大きな注目を集めた。
この日、メッシはベンチスタート。序盤は神戸が積極的に攻める中、前半15分にはグラウンダーのクロスからゴール前で大迫が合わせるが、ゴールポストに弾かれる。
前半19分、大迫が接触プレーでブスケツの足を踏んでしまい、ブスケツが倒れ込むアクシデント。ブスケツは自らピッチの外に出てプレーは再開するが、前半25分に負傷交代となった。その後、お互いネットを揺らせず前半アディショナルタイムへ。47分、相手のクリアミスからボールを奪った神戸は、ゴール前でフリーの大迫に渡りキーパーの頭上へシュートを放つが、惜しくもバーの上。前半を0-0で折り返した。
後半は開始直後にメッシがアップを始め、スタジアムがどよめきに包まれる。神戸は連続シュートもキーパーに阻まれ、決定機を逃した。
そして後半15分、ついにメッシが国立のピッチへ。大声援が飛び交う中、自らドリブルで前線に駆け上がると会場は大盛り上がり。中央付近から攻撃を組み立て、ルイス・スアレス(37)のオーバーヘッドにつなげるなど、チャンスを作るシーンもあった。
34分にはゴール前でフリーになり、自ら強烈なシュートを放つもキーパーに弾かれ、こぼれ球を再び押し込んだがゴールならず、スタジアムにため息が響き渡った。後半終了までピッチに立ち、ボールを持つ度に歓声が沸き起こるなど、後半は“メッシ劇場”となった。














