ブラジル・リオデジャネイロで、スラム街の人たちへの偏見を払拭しようと、アーティストによるプロジェクトが行われました。
BGMが流れる屋外で、髪の毛やひげに液剤を塗ってもらう人たち。
リオデジャネイロにある美術館の屋外スペースに設けられた即席の「美容院」でおこなわれたのは、ブリーチ=脱色の無料サービスです。
この街最大のファベーラ=スラム街で生まれ育ったビジュアル・アーティストで活動家のマクスウェル・アレクサンドルさんが手掛けたこのプロジェクト。
ファベーラに住む人たちが好むブリーチした髪は、非行や犯罪組織と結び付けられやすいことから、ブリーチの無料サービスを提供することで、スラム街の若者たちに対する偏見を払拭したいということです。
アレクサンドルさん
「私は、ブリーチ(脱色)が、黒人の身体を縛りつけるあらゆる『汚名』からの『解放』を肯定するものだと考えたい」
ブリーチ剤の効果が出るのを待つ間、折り畳み式のプールでくつろぐなど、会場を訪れた多くの人たちが遊び心に満ちたこのプロジェクトを楽しんでいました。
注目の記事
世界陸上の競技直後にプロポーズした、されたスロバキア代表選手2人が東京大会は「婚約者」として「同日同時刻」スタート!当時の裏話や東京大会への意気込みを語る

「焼け跡で拾った器に入れて運んで、死にそうな人に飲ませてあげた。自分も頂いた」 焼野原で配られた牛乳 ありがたい気持ち今も 80年越しの御礼 広島


「私の名をかたり 許しがたい」滝澤依子新潟県警本部長の『偽アカウント』を“投資関連”のLINEグループトークで確認

「赤ちゃんにはなるべくあなたの母乳を」牛乳パックの“広告”に賛否 50年続く表現めぐりSNSで様々な意見

「市民に信を問う」“学歴詐称”疑惑で不信任決議を受けた静岡・伊東市の田久保市長、議会解散を選択 「伊東市がどうなっても関係ない」市民からは怒りの声【news23】

【画像閲覧注意】大量発生の“毛虫”『アメリカシロヒトリ』とは? 青森県八戸市の公園や学校に“うじゃうじゃ”と… 約3年周期で大量発生? 駆除業者は記録的猛暑など影響の可能性指摘「全滅は不可能に近い」
