「ウレシパ」の意味はアイヌ語で「育て合い」。
 アイヌ文化への関心が高まる今、差別の歴史を理解することも必要とされています。

 HBCは杉田水脈議員に対して、人権侵犯の受け止めなどを質問しましたが、杉田議員は「引き続き国会での議論や自らのSNS等で見解を示してまいります」と回答しています。

 日本には差別を包括的に禁止する法律はありません。

 ヘイトの問題に詳しい島田度弁護士によりますと、アイヌ民族への差別禁止を明記している「アイヌ施策推進法」や不当な差別言動を禁止する「ヘイトスピーチ解消法」は理念法であり、罰則は定められていません。
 神奈川県川崎市では、ヘイトスピーチに罰則を課す条例を制定していますが、道内でこうした条例を設けた自治体はありません。

 文化面だけではなく、アイヌに対する差別の歴史や人権問題についても理解を深めていくことが大切なのではないでしょうか。