競泳歴50年以上、91歳の現役アスリート。年代別の大会で9回世界記録を更新。
大けがを乗り越え、日々研鑚を積んでいます。
華麗なターンを決めるのは、御年91歳の山梨市の梶原勤さん。
現役の競泳選手です。
練習は念入りな体操から始まります。

梶原勤さん:
腕の運動、首の運動、呼吸の練習、足の運動、(水泳の動きが)全部今の体操の中に入ってるから。
そしてプールに入ると1回の練習で1時間ほど泳ぎます。
なにやら手には赤い板が。
Q(赤い板は)どういう意図で付けてるんですか?
梶原勤さん:腕の強化、水を掻くときに抵抗がかかるでしょ
自分に厳しく週に4回以上練習に取り組んでいます。
梶原さんは29歳のとき勤めていた会社を辞め、地元の山梨市内で中華料理店を開業。
その傍ら競泳をはじめ実業団の大会に出場します。
以来50年以上世代トップレベルで競技を続けています。

梶原勤さん:
水泳選手とかオリンピック選手が泳いでいるところを見てああいう風にすればいいんだなとか、何メートル泳ぐのに何回やれば(手と足の)回転が上手くいくんじゃないかとか自分で泳ぎながら考えたりした。

たゆまぬ努力と継続力で2014年までに年代別のマスターズ大会の平泳ぎで実に9回、世界記録を更新するなど輝かしい成績を残してきました。