知的障害のある作家のアート作品を発信する企業「ヘラルボニー」(盛岡市)が7日、岩手県陸前高田市の中学校でワークショップを行いました。「自分らしさ」とは何か。難しいテーマと向き合いながら生徒たちがアート作品づくりに挑戦しました。

ヘラルボニーのワークショップが行われたのは、陸前高田市の高田東中学校です。1年生44人が参加したワークショップでは、まず生徒たちがヘラルボニーで作品が商品化されている地元の画家・田崎飛鳥さんの作品を鑑賞しました。
そしていよいよ「自分らしさ」をテーマにアート作品づくりに挑戦です。ヘラルボニーが実際に絵を描くワークショップを開くのは今回が初めてで、作品づくりを通して多様な表現を受け入れる心を育んでほしいと企画されました。
生徒たちは指や筆を使いながら好きな色の絵の具を塗り重ね、この世にたった一つの「自分」を表現していました。

(生徒)
「今までいろいろストレスとか溜まってて、それを絵にストレス発散みたいな感じで表せたんで気持ちがいいなって感じがします」
「本当にある物を描くことも大事っていうかいいと思うけど、自由を生かした作品もいいなと思いました」

生徒たちは作品づくりを通して自由に表現することの楽しさや大切さを学んでいました。