■プロ野球 ヤクルト春季キャンプ(7日 沖縄・浦添市)
ヤクルトのドラフト2位ルーキー松本健吾投手(24)が7日、ブルペン入り。トヨタ自動車の先輩でもある古田敦也臨時コーチ(58)とバッテリーを組み「自分のこれからの野球人生のとってもすごくプラスになりました」と大きな経験を積んだ。
ルーキーで唯一1軍キャンプに帯同している松本はこの日、ブルペン捕手を座らせ数球投げた後、レジェンドと称する古田臨時コーチとバッテリーを組んだ。「僕がいたチームの大先輩でもありますし、ヤクルトでも大先輩でもあるので、そういうところに縁を感じますし、僕自身もレジェンドと言われる選手を目指したい」と変化球を交え10球。古田臨時コーチから「おー!」「いいねー!」と声が上がると、松本も笑顔を見せた。
ブルペンでの投球を終えた松本は古田臨時コーチと会話を交わし「アマチュアとはストライクゾーンが変わってくるという話と、厳しいところにいきすぎてピッチャーが不利なカウントにしてしまうと取りに言ったボールを痛打されてしまう。それだと印象も悪いですし、なかなか勝てるピッチャーにはなれないので、まずいけるところでピッチャー有利なカウントにするというのを教えてもらいました」と大先輩からの教えに頷いた。
「僕自身このチームのエースになりたいと目標を掲げてやっている。古田さんはエースと呼ばれる方々とたくさんお話もされていると思いますし、今まで見てきたと思うので、エースと呼ばれる方はどういうピッチャーなのか聞いてみたい」。残りの期間も無駄にするつもりはない。
■松本健吾(まつもと・けんご)
1999年4月14日生まれ 180cm・83kg 東京都出身 右投右打
東海大菅生高、亜大、トヨタ自動車を経て2023年ドラフト2位でヤクルトに入団。高3の夏の西東京大会決勝で清宮擁する早実を破り甲子園出場。ベスト4進出。亜大4年時のドラフトでは指名漏れを経験したが、今回プロ入りを果たした。














