海の日の18日、山梨県の富士北麓の観光地は大勢の観光客でにぎわいました。


一方、感染が拡大し政府の観光支援策が延期となったことを受け、すでに対策にも乗り出す観光施設もあります。

富士山ときれいな湧水が楽しめる忍野八海。

天候に恵まれた連休最終日の18日は大勢の家族連れの姿が見られました。


東京都から訪れた高校生:
学校の友達と旅行です。
楽しいです。水がきれいで気持ち良いです。


愛知県から来た観光客:
初めて来たんで探り探り来たんですけど人が多くてびっくり。
家でゴロゴロしているより外に出れてよかったです。


静岡県から来た観光客:
感染があまりないところにちょっと遊びに行きたいかなと。

栗やモモのスイーツを販売するお店ではコロナ前の7割近くまで客足が戻ってきたといいます。


スイーツ店の店員:
だいぶ戻ってきていると思います。かなり賑わっていて良かったです、うれしいです商売していて。
(感染)対策をしながら来てほしいなと思います。


一方こちらは河口湖音楽と森の美術館。

去年と比べるとこの3連休は倍近い入場者が訪れているということです。


ただ、夏休みシーズンの客足回復に起爆剤として期待していた政府の観光支援策、全国旅行支援の開始が延期に。

そこでこんな取り組みを始めます。


河口湖音楽と森の美術館 堀内正一副支配人:
年間パスポートというのを発行させていただきまして県民の方にプレゼントさせていただければと思い、引き換えの期間を設けさせていただきました。


今年9月から1年間、大人1人1800円の入館料が山梨県民なら1家族4人まで何度でも無料となるフリーパスを7月20日から8月29日まで配布します。


河口湖音楽と森の美術館 堀内正一副支配人:
(感染)状況が時期によって変動があると思いますが、それに揺れることなく、こういったパスポートもそうですが、もちろん他県のお客様も楽しんでいただけるように仕組みづくりを今後もできたらと思っています。

入館料を無料にすることで気軽に施設に来場してもらいレストランの利用やみやげ物の販売などで採算をとることを狙っています。


これから迎える夏休み。

観光地の模索は続きます。