12球団最後のキャンプインとなった西武は6日に初日を迎え、新人のドラフト1位・武内夏暉(22)、 ドラフト5位・宮澤太成(24)、ドラフト7位・糸川亮太(25)の投手3人がA班でのキャンプとなった。

ドラフト1位ルーキーの武内は「顔に出ていたし、とても緊張していました」と初日から緊張の面持ちだった。「アップから始まって緊張感がありながら練習が始まって徐々になじめて行けたと思います」と振り返った。

その緊張をほぐしてくれたのは、新戦力の甲斐野央(27)だ。「話しかけてくれたのでありがたかった」と話し、練習中には「いじられることが多くて“元気出せよー”とか色々ありました。自分的には嬉しいのでもっとお願いしますという感じです」と笑みをみせた。

キャッチボールでは「2日間投げられていなかったので、しっかり強度を出しながら、明日ブルペンに入る予定なのでそれに向かってしっかり投げられました」と状態は良好。明日のブルペンでのテーマは「真っ直ぐでコースを指定せず、しっかりバランスよく自分の思い通りに投げられたら」とキャンプ初ブルペンを見据えた。今キャンプを「怪我無く1日1日収穫のあるキャンプにしたい」と意気込んだ。

ドラフト5位ルーキーの宮澤は「体の状態はいいですし初日ということで、環境になれるように頑張ってきたい」と話し「まだまだ右も左も分からないので環境に慣れていって自分のいいペースに慣らしていきたい」とキャンプ初日を振り返った。昨季チームトップ11勝を挙げた平良海馬(24)とキャッチボールをした右腕は「こういう意識でやっているんだ」と気づきがあり「しっかり自分のいい所をみせらるように頑張っていきたい」と明日、今キャンプ初のブルペンに入る予定だ。

新人でブルペン1番乗りをしたドラフト7位ルーキー糸川は「緊張がありながらも良い感じで動けて1日過ごせたので良かった」と話した。松井稼頭央監督(48)が見守る中、ブルペンでは真っ直ぐに加え、カーブ、スライダー、シンカーを69球を投げ込んだ。「自分に出来ることをしっかりやろうと思っていた。とにかく1年間戦えるように、アピールは一番大事ですが、シーズンを戦えるように」と話し、最後に新人3選手の仲について聞くと「仲良くやっていると思います」と笑顔で話した。