青森県弘前市内の中学校で、校長を務めていた男性が「わいせつな行為またはセクハラ」を理由に免職処分となりました。一方で、県教育委員会は教員の処分について「非公表とする場合がある」として、この件について、これまでのところ公表していません。

免職処分となったのは弘前市内の中学校で校長を務めていた男性です。2023年12月20日に内閣府が発行した官報によりますと、男性は教職員免許法の規定に基づいて11月30日付で小学校と中学校、それに高校の免許の取り上げ処分を受けました。

取り上げ理由とされているのは、児童や生徒ではない相手への「わいせつな行為またはセクシュアル・ハラスメント」です。

男性は一連の経緯について、詳細なコメントを差し控えた一方で、県の人事委員会に免職処分の審査請求をしたことや、今後、教員免許の取り上げ処分についても審査請求する予定を明らかにしました。

元校長の男性は
「1月くらいに弁護士を通じて審査請求を出しました」

Q.県教委からの聞き取りはありましたか?
「ありました。去年のいつか…。日にちまでは覚えていない」

県教委は2023年12月に男性の後任人事について発表していますが、「被害者保護のために処分を非公表とする場合がある」として、元校長の処分についてはこれまでのところ公表していません。